chydry’s blog

アラサー備忘録

南極料理人みた

アマプラで南極料理人が視聴可能になってるー!!

美味しそうな食べ物の映像が大好きなので、この映画もお気に入りの1本だ。

夕食後、さっそく焼酎のお湯割りを作って視聴開始する。

俳優陣も好きな人が多くでていて、コメディ要素もわたし好み。もちろん料理の描写もすごく美味しそうでお腹が減る。伊勢海老のエビフライ食べてみたい…大きな肉の塊を赤ワインと一緒にムシャムシャしたい…。

 

しかし、数年ぶりに見てみると、昔とは何だか違った既視感を覚えた。

南極の観測基地という本当に狭く過酷な社会で1年以上を過ごさなければいけない閉塞感や、たまに見る隊員同士のギスギス感、仮病で仕事を休む者の存在や、食べられないはずだった1杯のラーメンにオーロラよりも感動してしまう場面なんか、すごくわかると思った。

環境は違えど、私の仲間たちの2年間もいくつか似ているものがあると思う。

 

帰国して改めて感動する、日本社会の素晴らしさ。

水道から綺麗な水が出る、てゆうか水が飲める、停電しない、洗濯機が使える、湯船に浸かれる、食べ物が何でもおいしい、コンビニスイーツが神、どこにいても清潔、何より日本語が通じる。

 

でもいつかそんな生活も当たり前になって、特に感動もしなくなる。むしろ、彼の国の空の綺麗さであったり、隣人の人懐っこさであったり、殺人的に辛い料理であったり、そんなものを少し懐かしいとか思い出すのである。

 

映画の中の彼らは、シーンに出てこないだけで、実はもっと人間関係のいざこざもあっただろうと思う。

でも彼らは大人だし、ストレスにうまく付き合う方法を知っていて、そして何より美味しい三度三度のご飯があったから乗り越えられたんだろうなあ、という気がしている。

食べることは生きることで、どんなに悲しいことや辛いことがあっても、いずれはお腹が空くし、そして美味しいご飯を食べると元気が出るように人間は出来ているのだ。

 

コロナで自粛で、いつもよりは多少不自由だと感じてしまう毎日でも、それでもあの2年間よりは断然自由だし環境に恵まれているし、日本米は美味しいしお酒も飲めるし、

普通に幸せだなと思う。