chydry’s blog

アラサー備忘録

暑中お見舞い

猛暑日が続きます。いかがお過ごしですか?

夏は割と得意な季節だったと記憶しています。

自転車で片道30分かけて出勤したとか、太陽がいちばん照り付ける午後1時頃に外を走ってきたとか、まあ正直ちょっと頭おかしいんじゃないのかとは思っていました。

でも君は冬の寒さも苦手ではなかったですよね。いつもちょっと薄着で、見てるこっちが寒かったです。見かねた私が貸してあげた大きめのマフラー、まだ返してもらってません。まあ、もう別に返さなくていいですけど。

ところで、昨日死ぬ夢を見たんです。特段珍しいことではありません。たまにあることです。

そういう夢の時って、律儀にも簡単な走馬灯っぽいものを見ることができるんですよ。今回は、生命保険入っておけばよかったなとか、自宅の掃除もっとちゃんとしておくんだったとか、まあいつも通りのそういうくだらないことだけでした。

しかし、ひとつだけいつもと違ったことがあります。君のことが全く頭によぎらなかったのです。

目が覚めて、顔を洗って、朝ご飯を食べたり、掃除をしたり、今日は特別にカーテンを洗いました。パリッと乾いたカーテンをつけ直している時にハッと思い出したのです。走馬灯に君が出てこなかったことを。

世間の方がどうなのかは知りませんが、死ぬ夢を見ることは私はよくあることなのです。そして、毎回の似非走馬灯には、必ず君との思い出や、君への心残りが映し出されていました。

君に会えなくなってから、2年近くが経ちました。私はようやく君のことを過去のこととすることができたようです。今日わかりました。

死ぬ間際に思い出すというのは、良くも悪くもその人にとって特別なのでしょう。君は晴れて私の特別ではなくなったわけです。おめでとうございます。

暑い日が続きます。私の知らない、私の特別ではない君は、きっとこの夏も楽しく過ごしていることでしょう。そう願います。

暑中お見舞い申し上げます。